卒業生インタビュー記事

私にとってのEXD-Japan

吉崎 仁

私は現在55歳です。29歳で開業し、その2年後には分院を開設し、その後も分院展開をして、歯科医院5院、眼科1院を開設しました。「医療法人を大きくして売り上げを上げれば、幸せになるなれる」という思考回路で日々過ごしていました。周りの人からは一見成功を収めていると思われていたかも知れませんが、私自身はいつも不安な感情しかありませんでした。

「本当にこれでいいのか……」その思いが段々強くなり、「何の為に歯科医師になったのか」、「私にとっての仕事とは何なのか」自問自答を繰り返すも、答えが見えない日々をでした。そんな中、49歳の時、脊髄損傷という大怪我をしてしまい、ICUに搬送されました。首から下が動かない状況の中で絶望に押し潰されそうでした。死んでしまった方が楽だったとも思いました。ただただ、後悔と反省の時間がICUのベットの上で心電図の音と共に過ぎていきました。すると、朝方になり、なんとなく手が痛いと感じてきたのです。

医師からは「こういう奇跡は時々あるんです」という説明をされました。私はそこで、神様が与えてくれた2回目の人生を、悔いのないように生きようと決心しました。約1年のリハビリが終わり仕事を再開しようとしていた頃、FBの広告が目に入り、当時のEXDI(現 EXD-Japan)を知る事になりました。1Day、6ヶ月コースを受講しました。

私はここで、歯科医師として人として生きていく為には、利他の精神を持つ事が非常に大切なのだという事、プロフェッショナルでは無くプロフェッションとして歯科医業に臨むべきという事を学びました。

今では、一つの歯科医院を開設し、毎日楽しく仕事をしております。これも、EXD-Japanが導いてくれたお陰です。クロスオブライフを軸とし、フィロソフィーを持って生きる仲間が1人でも多く増えれば、とても嬉しいと思います。