EX-Docシステム

真の信頼関係をつくるために

患者さんを知り、己を知る。

- Know Your Patient, Know Your Doctor -

歯科医療において最も大切なことは、歯科医師と患者さんの信頼関係です。EXD-Japan主催のアカデミーでは、最初に患者さんと十分なコミュニケーションの時間を取る事の大切さを伝えています。歯科医師患者さんが互いについて良く知る事が、信頼できる歯科医療への第一歩です。

EX-Doc システム(共診断型デンタルドック)

EX-Doc : Co-Examination Dental Doc

わたしたちが提唱する「共診断型デンダルドック(EX-Doc)システム」では、歯科疾患の「原因除去と予防」を目的とした診査診断と治療計画の提案を行う事が出来ます。十分な情報提供を受けた上で、自分にとって必要な選択をする事が可能です。

EX-Docシステムの特徴
  • 問題の有無だけではなく、問題の原因を探るための検査
  • 専用の咬合器を用いたかみ合わせの検査
  • 検査結果の報告で終わらず情報のひも付けを行いながら原因を探る(共診断)
  • 合計3回〜、4時間以上のコミュニケーション時間

EX-Doc(イーエックスドック)システムの流れ

初診インタビュー:約60分

約60分間、患者さんの悩みと希望を歯科医師と共有し、大まかな状況の整理と検査の必要性についての説明を行います。

EXAM1(精密検査)約60分〜90分

トラブルの原因の究明を目的とした精密検査です。一般的な歯周ポケット検査やレントゲンの検査だけでは、虫歯や歯周病の有無はわかりますが、原因にまで目を向ける事は困難です。再発防止のためには、かみ合わせの検査を中心とした、総合的な検査が必要です。

EXAM2(説明・分析・共診断):約60分

EX-Docシステムでわかるのは、虫歯や歯周病の有無だけではありません。EXAM1で行った検査結果を歯科医師が整理した上で、様々な資料を紐づけしながら患者さんと一緒にトラブルの原因を探って行きます。この行程を踏むことで、歯科医師と患者さんが問題点を整理・共有し、互いに深く理解し合う事が出来ます。

コンサルテーション(治療計画の説明):約60分

EXAM2の後に患者さんからご依頼があれば、患者さんの希望に合わせた治療計画を立てます。基本的に部分治療は行わず、原因除去が可能な一口腔単位での治療を推奨しています。

EX−Docシステムの秘密

患者さんは治療の前に計3~4回、4時間以上の時間をかけて歯科医師と十分なコミュニケーションを取ることができます。歯科医師は時間をかけ、患者さんのお悩みや要望を聞きながら、トラブルの原因にまでアプローチができる総合的な治療計画を立てる事ができます。保険診療を中心とした歯科医療機関では、施設やスタッフの規模、予約枠などが保険診療のシステムを前提としているため、一人ひとりの患者さんにじっくりと時間をかける事が困難なのです。

自由診療専門の歯科医院という選択肢

わたしたちは、上記のような予防型・原因除去型の歯科自由診療は、「自由診療専門のクリニック」として提供するのが望ましいと考えています。一部でも保険診療を取り入れてしまうと、治療の目的があいまいになってしまうからです。保険適用外でも良いからしっかりとした治療を受けたい、歯を大切にしたい、といった高い価値観を持つ患者さんたちのニーズに応えるためには、明確なコンセプトを示す必要があります。これまでずっとあいまいになっていた日本の歯科医療において「自由診療専門」という明確な選択肢を作ることで、患者さんの歯科医院選びの一助となる事が出来れば幸いです。また、わたしたちが運営する「EXDアカデミー」のコースを修了した先生方を「EXD-Japan 認定医」として資格を付与する事により、診査・診断の質の担保を目指しています。

原因除去と予防のための歯科医療を

このように、わたしたちEXD-Japanは、古代ギリシャ・アリストテレスの時代から現代まで受け継がれてきた「診療哲学」に基づき、十分なコミュニケーションと十分な情報提供の上、患者さんが正しい選択を行えるような「原因除去・予防型歯科医療」の普及を目指しています。

そのために、患者さんが自分の状態をより正確に知るために必要なEX-Docシステムと、質の高い歯科医療を提供できる歯科医師および自由診療専門の歯科医院についての情報提供を行います。また、歯科医療を提供できる歯科医師の養成を行う事で、日本における歯科医療のレベルの底上げと、国民のみなさんの歯科に対する信頼を高めていきたいと考えています。